福井エイトリボンでの滞在制作に向けてラストスパート!!

大学は夏休みに入りましたが、高須賀ゼミナールは夏休みも、絶賛活動中です!
今年の高須賀ゼミナールでは福井県にある日本最大のリボン工場「エイトリボン」の工場長から、エントランスのモニュメントを作って欲しいとの依頼を受け、9月1日〜4日の3泊4日で現地の工場の方々や福井の一般の方々と一緒に滞在制作を行います。(下写真は完成イメージ)

現在、エイトリボンは古いリボンや織機の廃材を使いながら工場をリノベーションしている最中です。私達高須賀ゼミナールは、この機会に一緒にリボン文化を生まれ変わらせ、未来に繋げる取り組みをさせていただきたいと考えました。
そして、エイトリボンのエントランスに設置するモニュメント制作の依頼を受け、福井の方々とモノづくりと人の関わりを明確にするワークショップを企画しました。
それが『TOMO-ZUKURI project 〜織物文化の原点回帰〜』です。
TOMO-ZUKURI(共造)とは、エイトリボンで使われているジャガード織機の起源である、空引き機を動かす人々(空引き工)のことです。この歴史は飛鳥時代にまで遡ります。コンピュータがなかった時代、織物を織るためには多くの人々の力が必要でした。
そして今、時代は変わり世の中が便利になるにつれてモノづくりの背景は見えづらくなっています。そんな現代に空引き機の手法を用い、人の手でリボンを使った織物を制作することでモノづくりの本質を探るプロジェクトです。

具体的な制作内容

TOMO–ZUKURI project 〜織物文化の原点回帰〜 ワークショップ 開催概要
日時|2022年 9月2日(金)、9月3日(土)、9月4日(日)
場所|㈱エイト(エイトリボン) 
   〒910-0271 福井県坂井市丸岡町堀水13−8
Web|http://takasuka-seminar.com/
参加費|無料
企画|東京造形大学 高須賀活良ゼミ
協力|㈱エイトリボン

人力でのジャガード織機(tomo-zukuri)を作るための実験

夏休みも大学の工房と高須賀家のアトリエを行き来しながら福井の滞在制作に向けて、試作と実験を繰り返し、ようやく形になってきました!廃棄されるリボンの染色から始まり、建築資材の鉄パイプを組み合わせた織り機の設計とデザイン、当日織りだす布の設計図づくりなどの作業を進めていきます。

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